湘南という土地には、不思議な魅力があります。都心から1時間余り。海と山と街が程よく混ざり合い、朝サーフィンをしてから出勤する人、縁側でノートPCを開くワーケーション中の人、DIYで空き家に手を加えながら暮らす移住者…。そんな日常に交じり合うように“非日常”を楽しむ国内外の観光客。その需要に応えるように、特に鎌倉・逗子・葉山の相模湾沿いの東側で増えているのが民泊。歴史があり自然環境も豊か、そしてインフラも整っている、全国的にも珍しい“民泊向き”の条件を備えた地域です。
2018年の住宅宿泊事業法（民泊新法）施行以来、届け出された民泊施設は右肩上がりに増加しています。都道府県別では東京都がトップですが、神奈川県は常に上位10位以内。これは、湘南にすでに成熟した民泊市場があり、新規参入者も増え続けていることを示しています。しかし、東京ほどの過密さはないため、他にはない差別化や独自性を打ち出す余地が十分にあります。単に宿泊する場所ではなく、まるで暮らしているかのような旅の拠点として、あるいは地域の空き家を新たな価値ある施設へと生まれ変わらせる装置として。湘南の民泊は、「ビジネス」としてだけでは終わらない、大きな可能性を秘めているのです。
私たちエンジョイワークスの子会社、施設運営を手掛けるグッドネイバーズは、これまで湘南を中心に30棟以上の民泊（宿泊）施設の開業や運営をサポートしてきました。物件の取得や法規対応、リノベーション、インテリア設計、ブランディング、そして開業後の集客・清掃・稼働管理まで。さらには、運営を効率化するITツールや設備も自社で開発し提供しています。民泊に必要なあらゆる工程に関わる中で、実感していることがあります。それは、地域と丁寧に関わりながら、きちんと“稼働し続ける宿”をつくるのは、決して簡単ではないということ。民泊は、ただ物件を買って貸すだけの不動産投資とは違います。一棟一棟にストーリーがあり、地域との接点があり、そして事業としての手応えがある。そんな“地に足のついた民泊運営”こそが、長く残っていくと信じています。
写真左は葉山町にある「泊まれる公民館」…平野邸Hayama。右は鎌倉市所有の日本家屋を企業研修所に再生した、旧村上邸―鎌倉みらいラボ―
私たちのこうしたノウハウや実例を、もっと開かれた形で共有したい。そこで企画したのが、「【民泊運営に興味のある投資家さん必見！】湘南の民泊って本当に儲かるの？」と題したセミナーイベント。「湘南で民泊を始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」「（現在、民泊を運営しているけれど）もっと効率的に運営したい」といった悩みを持つ方、そして「安定した稼働が見込める民泊施設に投資したい」と考えている投資家の方にぜひ聞いていただきたい内容。「民泊を！」とまでは考えていなくても、湘南という土地に魅力を感じている方、空き家活用の選択肢を探している方のヒントにもなればいいなと思っています。
当日は、民泊の開業から稼働、運営まで一つひとつ実践で積み上げてきたノウハウをお伝えしながら、私たちが実際に運営サポートしている施設の中から、安定的な稼働実績を持つ民泊物件も紹介します。開業に関する知識や手続きが体系的にまとまっておらず、初心者には分かりづらい民泊業界。グッドネイバーズがこれまで積み重ねてきた「湘南×民泊」の知見とリアルな事例をもとに、みなさんの“民泊のはじめかた”“民泊稼働物件の活用”に寄り添っていきたいと思います。
■【民泊運営に興味のある投資家さん必見！】「湘南の民泊って本当に儲かるの？」
〜 高稼働物件紹介と開業・運営ノウハウ公開セミナー 〜
日時：2025年7月5日(土) 18:30〜21:00(18:00開場)
定員：15名
場所：HOUSE YUIGAHAMA／鎌倉市由比ガ浜1-12-8（JR鎌倉駅から徒歩15分）
以下のフォームよりお申し込みください。
https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=1777
湘南（葉山）発の「泊まれる蔵」ブランド（The Bath & Bed）も全国6カ所で運営中
■過去のメールマガジン記事では、グッドネイバーズの“お仕事”について紹介しています
【数字で読むエンジョイワークス number②】良き隣人に。物件活用で多様な「場」を創り出す
https://enjoyworks.jp/times/184/
グッドネイバーズのスタッフたち。開業相談の対応だけでなく「施設運営」では宿泊予約管理や清掃、アルバイト管理などなど幅広く担当しながら湘南エリアを走り回っています
2025/06/10
2025/06/16
