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Good Neighborsとシステム開発部―実績の積み重ねとデータが生み出す新しいDXのカタチ

New Topics 公開日:2025/03/18

エンジョイワークスが手掛ける事業のひとつに、場の再生があります。古民家や古い蔵を宿泊施設に。工場や遊休施設をシェアアトリエやシェアオフィスに。自社で着手してきた実績をもとに、個人や事業者から運営を依頼されるようになりました。そうして今では関わっている施設が30カ所近く。湘南エリアを中心に、子会社のGood Neighbors(グッドネイバーズ)が、開業と運営の支援を展開しています。

Good Neighborsの取り組みについてはこちら
https://enjoyworks.jp/times/050/

民泊に関しては、法律の改正もあって開業しやすくなったと言われていますが、実際のところ、申請確認や内装・家具といった準備の段階から、宿泊予約サイトの登録更新や室内の清掃、リネンの入れ替え、宿泊者のマナーや騒音といった運営管理まで…やらなければいけないことが山ほどあります。個人(事業者)がすべてを自力でやっていくのはなかなか難しいという現実も。私たちも試行錯誤しながら、ノウハウを積み重ねてきました。

Good Neighborsスタッフが頭と身体を動かして、開業運営に携わっています

これと並行して進めていたのが「システム化」。顧客管理やOTA(Online Travel Agent:Airbnbなどオンライン予約サイト)と連動した運用などのシステム「Good Neighbors」を開発。さらにGood Neighbors帳票(施設収支管理機能)、騒音センサーダッシュボード (騒音センサー連動ウェブ監視機能)、無人チェックイン(民泊用本人確認機能付きチェックインシステム)などを、エンジョイワークスのシステム開発部が手掛けています。施設運営での「スタッフの工数削減」「運営クレームの未然防止や削減」「正確かつスピィーディーな収支把握」といった現場のリアルな課題をどうすれば解決できるのか? 「こんなシステムがあったら」を、すぐに実装できるのが自社開発の強み。継続的に機能追加をしながら、効率化と見える化を進めています。

民泊開業で失敗する原因は、市場調査不足、法律・許認可の理解不足、集客・運営管理の甘さ、収支計画の見誤り、近隣住民とのトラブルなどと言われており、事前準備と管理の体制が重要。つまり、「入口」となる事業計画の基盤になるデータが重要になるということ。私たちは、運営実績もデータ化しており、稼働率や収支という「リアル」な数字をもとに開業のシミュレーションもできるようになりました。これをシステム化したのが、現在開発を進めている空き家活用のDX「AKIYA Revolution」収支シミュレーション機能。国土交通省の「空き家対策モデル事業」に採択されている取り組みで、運営の実績データ、不動産や地域に関する膨大なデータを使って、地域に適した空き家の利活用や事業計画の立案を支援するDXサービスです。これを既存の「Good Neighbors」のシステムと組み合わせることで、物件活用の検討段階から、開業・運営まで地域に密着しながらワンストップで対応できるという仕組みです。このシステムを自社だけでなく、民泊にチャレンジしようとしている方にも使っていただけるよう、「商品」として販売を始めました。

壮大ですが、既存システムとデータを組み合わせたDXの仕組みはこのような形

空き家活用と民泊開業とDX。私たちは、湘南エリアでは数少ない民泊の管理事業者として、オーナーさんとコミュニケーションを取りながら運営をしているのですが、そこで培ってきたノウハウ…リアルとデジタルを連動させて、地域の遊休不動産をもっと利活用しやすくしていく。描いているのは、誰もが気軽に宿泊施設運営にチャレンジできる時代。システム開発部の頭脳を借りながら、良き隣人(Good Neighbors)として、地域のニーズに応えていきます。

2/28付リリース
宿泊施設の未来をデータで見える化「AKIYA Revolution × Good Neighbors」で民泊・宿泊施設の開業・運営DX
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000061795.html

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