何かを狙ってあさり歩く人=ハンター。狩猟家だけではありません。その獲物やお宝が「不動産」だったら?――そんな事業がスタートしています。題して「物件ハンター」。私たちエンジョイワークスは、2021年からUR都市機構・横山町馬喰町街づくり会社と協業し、日本有数の問屋街である日本橋の横山町・馬喰町エリアの活性化を進めています。そこで発足したのが「さんかく不動産日本橋」。国道14号の江戸通りと清洲橋通り、清杉通りが交差した「三角状の一帯」であることと「参画」を組み合わせたネーミングで、空き物件で新しく事業をしたい人を公募する起業プログラムを展開していました。その取り組みが2024年夏、バージョンアップ。それが「物件ハンター」によるお宝物件の発掘と新しい使い手のマッチングです。
分かりやすく言うと一般の方でも不動産業に気軽に関わることができる仕組み。いま、「不動産業」の定義も広がっていて、売買と賃貸だけでなく、セカンドハウスや民泊への転用相談、NFTやファンド活用といった資金調達など、まさに「新しい不動産業」の時代になっています。「不動産業にもっと多様な職種の人が『複業』的に携われるようになったら」「不動産会社以外の人が地域の空き物件情報を発信する機会があったら」…活用できる物件が増えるかもしれない。そこに登場するのが「物件ハンター」というワケ。ミッションは、街にある「お宝物件」を探し出して、新しい使い手を見つけること。「この場所とあの人がつながるといいな」「あんな店がこの町にあったら」――物件と担い手をつなぐ妄想を自分で具現化できるのです。本業をしながら知識やスキルを活かして関わるも良し。ノルマや時間の制約はなく、契約につながった際には成功報酬を用意しています。
不動産の基本的な知識や契約などのノウハウと作業に関わるあれこれ(狩猟グッズ!)は、私たち「エンジョイワークス」がバックアップ。個人が仲介をすることはできないので、宅地建物取引士の資格を持つ「物件ハンターリーダー」(同時募集)がサポートします。ハンティングのスタイルは、多様でOK。ニーズから逆に考えて物件を探す方法もあります。フラットな視点よりも、物件のポテンシャルの発掘や人を引き込む熱量が違うはずです。
5月30日に東京・日本橋で行った説明会では、関心のある「ハンター候補」の方々が多数訪れました。会場では「占い師による風水で条件の良い物件」「建築家の視点からリノベーション時点まで考えられた物件」――などの具体案も上がりました。物件の推しポイントを「さんかく不動産」のサイトで記事にして、掲載していく流れで、「熱量をどのように伝えているか?」といった角度でも楽しめそうです。
全国で900万戸に達すると言われる空き家。「街の人がみんな不動産屋だったら、空き家なんてなくなるんじゃないかな……」。そんな想像(妄想?)から生まれた「物件ハンター」。今の時代の、新しい複業のカタチとしても可能性がありそう。我こそは!と言う方の応募、お待ちしています。
■物件ハンター募集概要
目的:エリアの遊休不動産を活用し、アイデアのある事業者を集めてチャレンジを支援する
職種:①物件ハンター ②リーダー(宅地建物取引士)
狩猟地域(!):日本橋近郊 下町エリア(神田、浅草橋含む)
基本給:なし(完全契約歩合制)
ノルマ/拘束時間:なし
仕事内容:対象地域からお宝物件を発見し、記事作成・問い合わせ対応&案内
宅建資格:ハンターは必要なし、リーダーは宅建主任者資格が必要
サポート:研修・契約業務ほか相談のサポート、リーガルチェック
採用人数(予定):リーダー2人、ハンター10人(面談あり)
*第一弾の応募締切は6月21日(金)。詳細は日本橋さんかく不動産のホームページ
https://nihonbashi.sankaku-fudousan.com/