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ポテンシャルは無限大、いま注目の海見え立地「横須賀・秋谷」

Interview 公開日:2024.03.18

「秋空のように美しい景色の土地で、背後に山間を従えた地形」、さらには「弓型の浜辺・海岸線」から名付けられた、と言われる横須賀市の秋谷。三浦半島の西側、相模湾を臨む海辺の町です。谷戸の自然を背景にした「オーシャンビュー」の美しさから、別荘地・避暑地として、この辺りを「南葉山」と呼ぶ人もいましたが、今では「秋谷」ブランドとして根付きつつあります。東京都心から車で1時間圏内のアクセスで、昔ながらの港町の風情と穏やかな空気に抱かれることができ、「自分らしいライフスタイル」にこだわる“住まいの感度”の高い人たちの注目を集めています。

海を愉しむ、海に癒される―。「海沿い」とひとくちに言っても、見える「海」の姿も少し違います。この秋谷で始まった、私たちエンジョイワークスの新しい形の集合住宅計画が「秋谷DAYOFFプロジェクト」。これを手掛けるのは、一級建築士の川辺直哉さんです。場所の魅力と水平線や森の風景を取り込んだ、このプロジェクトの意匠と特徴について聞きました。(聞き手:ENJOYWORKS TIMES 佐藤朋子)

――今回のプロジェクトの立地は海を臨む場所。最初に訪れた時の印象はどうでしたか?
私自身、藤沢出身で逗子や葉山は馴染みがあり、秋谷は個人的に訪れることもあったのですが、「海と山が近い!」というのがこの場所の印象です。振り返るとすぐに山。ちょっと登れば水平線も見えるんです。

私は設計の前段階で、現地の敷地からどんなものが「見える」かを、歩き回って感覚をつかむようにしています。体感で情報をインプットする―とでも言うのでしょうか。海沿いの立地というと、カラっとした湿気のない印象が強いのですが、この場所は、いい意味で足元に湿気がある感じ。山が近い影響もあるかもしれません。建築の規模感は何となく想定しながら敷地に行くのですが、断片的な場所の感覚をつなぎ合わせて、(設計の)線に置き替えていきました。「周囲の環境とのつながりなど、ここでしか作れないダイナミックな空間を作りたい」と思いながら。

設計を手掛ける川辺直哉さん

――このプロジェクトに関して、設計でこだわった部分はどこですか?
もともとの土地勘とイメージで言うと、「週末住宅」というコンセプト。戸建てに近い集合住宅とでも表現できるでしょうか。「隠れ家」とは言い過ぎかもしれませんが、「自分だけのこだわり」をここに詰めてもらいたいなと思います。集合住宅としては小規模な4戸で、原則、どの区画も海に向い、風景とプライバシーを両立させています。そして、バルコニーがとても広いのも特徴です。

4つの区画それぞれに個性があり、「同じ景色を共有しているけれど、アプローチで見え方が異なっていく」。そんな面白さも狙いの一つ。バルコニーに出て、海を全身で感じるもよし、部屋の中から海の気配を感じられる間取りにするもよし。逆に山(森の緑)に依った空間もあり、自然の取り入れ方を住む人の感じ方に委ねられるのも魅力となっています。

自然に溶け込んだ外観(写真左)、室内からの海の気配の楽しみ方も多様

このプロジェクトを「DAYOFF」と名付けているのですが、それも住む人の感覚次第。この場所をONにしても良いし、「ONとOFF」がシームレスな場でも良いと思います。この4戸はそれぞれメゾネットで、階層による見え方、見えるものも少し異なります。気に入った「見え方」の感覚は人それぞれですから、シンプルに4つの選択肢があるというイメージです。

――川辺さんご自身、コーポラティブハウス、集合住宅を多く手掛けられていますが、「いまの時代」にあった建物とは?
もともと、事務所を始めた時から集合住宅の仕事が多く、「集まりながら、それぞれの距離感をどう作るか」というテーマがありました。コミュニティを「求めている」という人もいれば、そうでない人もいる。また、いつもではないけど、時々求めるということも。だからこそ、住む人が選べる(許容する)作り方というのも大切にしています。

そして、環境や情報など時代は変化しているけれど、人が本能的に求めるものや人と人の距離感はそれほど変わっていないと思います。だから、「いまの時代にこそ」ではなくて、人はどのような暮らし方を求めているのか?個性を活かしながら多様性を認めるには?自分に合ったライフスタイルを自分で選んでいくとは?…そんな投げかけから「住まい」を考えていきたいです。

そして、このエリアは「働く・暮らす」の境目がない人たちが多いように感じます。職住の切り目がない暮らし方、いわゆる二拠点というのでもなくて、自由に生きるための場所。そんな可能性を持っていると思います。今回は建物の内装(間取り)を細かく設定しない「スケルトン」の形での設計なので、ワンフロア・ワンルームなど、RCならではのより振り切ったスタイルを楽しむことができます。「シンプルにキッチンとバスルームのみ」とか、「ミニマルに自分の大好きなソファーだけを置く」でも良し。躯体と設備のみ、暮らし方のイメージを入れる「スタートライン」を作るところまで、まずは計画しました。「快適な住まいを提供する」のではなくて、場所のポテンシャルを活かしたプラットフォームを整える。新しいジャンルの土地活用でもあります。皆さんが、ここでどんな暮らし・空間を作っていくのか、楽しみにしています。

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建築家視点の土地の印象を聞いて、ますます秋谷の「ポテンシャル」が上がったような気がします。不動産を通して、「新しい街の価値」「暮らしの価値」を作っていくのも私たちの仕事。こんなプロジェクトを通して、この街いいな!と思う仲間が増えることを期待しています。

*物件に関して、現地もしくはオンラインの説明会を実施中
詳細は「秋谷DAYOFFプロジェクト」
https://enjoystyles.jp/index.php?c=detail&id=6574

*川辺さんのお仕事についてはこちら
川辺直哉建築設計事務所
https://www.kawabe-office.com/

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