2022年に惜しまれつつも解体された中銀カプセルタワー(東京都中央区銀座8丁目)の「カプセル」を活用した「カプセルヴィレッジプロジェクト」が今夏、スタートします。建築家の黒川紀章氏が手掛けた同タワーは1972年に竣工、約10㎡の「住居=箱」を新陳代謝させる概念は、「メタボリズム建築」の象徴と言われ、当時大きな注目を浴びました。長い年月を経て、タワーと各カプセルの改修が困難な状況となったため、解体されましたが、現存するカプセルを「宿泊施設」として再生するのが、このプロジェクトです。
エンジョイワークスでは、2018年にマンスリー利用を含めた保存再生のプロジェクト(中銀カプセル保存再生ファンド)を手掛けています。今回は、5つのカプセルを新たな場所で再生させ、泊まる(暮らす)体験を提供します。
開業は2024年秋を予定しており、夏頃を目途に、当社の共感投資プラットフォーム「ハロー! RENOVATION」を活用して資金調達を行う計画です。また、カプセルを「キャンバス」に見立てて新たなデザインを施すクリエイター(デザイナー、アーティスト)も募集しています。
設置予定場所の長井海の手公園ソレイユの丘は、横須賀市の都市公園です。日比谷花壇、㈱京浜急行電鉄㈱などによる共同事業体がPark-PFIを主体に指定管理者制度を組み合わせた官⺠連携事業として、2023年4月にリニューアルしました。昨年度、来園者数100万人を突破した市内最大の集客施設で、房総半島から相模湾まで広がるオーシャンビューが特徴です。キャンプ施設も充実しており、宿泊施設として市外や県外から多くの観光客に親しまれています。このソレイユの丘が、日本のメタボリズム建築の象徴と言われる「カプセル」と、郊外のロケーションの組み合わせを楽しめるステージとなります。建築業界でも注目の再生事業にご期待ください。
4/9付PRTIMESリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000061795.html
4/9付エンジョイワークスメールマガジン「ENJOYWORKS TIMES」記事
https://enjoyworks.jp/times/044/
当プロジェクトの今後の動きや進捗はLINEでも発信していきます。
https://lin.ee/scWSWox