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【旅するENJOYWORKS TIMES④】長門湯本でプチ湯治。山口ローカルを辿るリトリート

Report 公開日:2026/04/07

昨年2025年の年末に、思いがけず舞い込んだ旅の招待チケットがありました。横須賀・秋谷で行われた「Soil work FES 2025」のビンゴ大会で、「SOIL Nagatoyumoto」の無料宿泊券を引き当ててしまったのです。というわけで、神奈川から山口・長門湯本温泉へプチ湯治。2月に3泊4日の旅へ行ってきました。温泉に入り、地元のメシを食べ、日本酒を飲み、酒蔵を訪ねる。旅の記録です。
(レポート:ENJOYWORKS コミュニケーションデザイン部 二藤部知哉)

はじめにざっと旅程から。木曜、仕事を早めに切り上げて空路で羽田から宇部へ。レンタカーで、宇部新川に向かい一泊。金曜の早朝に下関へ。唐戸市場の朝市で魚介寿司を浴びるようにいただきます。そのまま海岸線を北に。寄り道しながら長門湯本温泉へ。土曜は萩城下町で明治維新。まちを歩き、地魚を食べ、萩の湯に浸る。日曜は秋吉台の大地を抜け、酒蔵に立ち寄って宇部空港へ。3泊4日の小さな山口周遊です。

この数年、旅に出るといつも同じことをしています。温泉に入り、地元のメシを食べ、その土地の酒を嗜み、気になる酒蔵を訪ねる。そんな中で、山口プチ湯治は(控えめに言っても)最高なのでした。

写真左上から「関門の台所」唐戸市場の朝市、東光寺、萩城下町、秋吉台

山口ローカルを、食べて呑む。どれも美味しそうでしょ?

宇部の濃厚豚骨細麺ラーメン「一久」。唐戸市場の新鮮魚介の寿司と魚介汁、ふく刺し。長門湯本「柳屋」の瓦そば。吉冨幸進堂の「黒糖ろおる」。ホテル併設レストラン「TARU」の地産しいたけピッツァ。萩では料亭でイカの活き造り。どんどんのうどん。ほかにもまだまだ…萩市場の穴子刺しとふく寿司。ちくわの千川、赤間醸造の醤油。

当然のお楽しみ、酒蔵にも立ち寄り。「貴(永山本家酒造場)」と「Ohmine(大嶺酒造)」。ほかにも「雁木(八百新酒造)」「東洋美人(澄川酒造場)」「長陽福娘(岩﨑酒造)」を連日晩酌で。山口は銘酒ぞろいです。気に入ったものは自宅へ送りつけておく。帰ってからも旅を思い出しながら飲める。これも旅の醍醐味ですね。

どれも美味しそうでしょ!(振り返ると食べてばかりだな…)

長門湯本にどっぷり浸かる。とろける源泉「恩湯」と、ぐだぐだ宿時間

二日目、「SOIL Nagatoyumoto」でのチェックイン時、こんな案内がありました。「お部屋の風呂敷巾着を持っていくと、恩湯に無料で入れます」。なるほど、この巾着が“温泉手形”なのですね。さらに、「冷蔵庫の地ビール『365+1 BEER』とゆずドリンク『長門ゆずきちくん』もどうぞ」と、嬉しいことが続きます。部屋からの眺めもまた、気持ちいい。

部屋と巾着手形とウェルカムビール。窓が額縁のよう

長門湯本の「恩湯」は、開湯600年といわれる山口最古の温泉。岩盤から湧き出る源泉を眺めながら入る、とろっとろのぬる湯です。ホテルからは2軒隣。何度でも通える距離。畳の待合でゴロン。恩湯割りのハイボール。もう、完全にとろとろ……。

畳の待合でゴロン。恩湯割りのハイボール

いい具合にとろけてきたところで、ホテルのイタリアンで乾杯。部屋に戻り、サービスの地ビールと、朝の唐戸市場で買っておいたトラフグ刺しで、ようやく1日の締め。部屋に置いてあった「PAPERSKY」の山口特集がちょうどいい。休みに来たんだもの。自分でもうらやましくなる時間を過ごそう。朝からニュースも見ていない。明日はサウナと散歩に行こう。

ホテル最上階には、大浴場を改装したサウナがあります。2月の朝6時台。キンと冷えた外気が水風呂がわり。浴槽の水風呂は僕には冷たすぎましたが、熱いサウナと冷たい浴室の空気で、「ととのいまくる」わけでして。これは、何時間でもいられます。

あさイチ貸切の絶景でととのう

いい湯と休息があれば、湯治は成立する

「SOIL Nagatoyumoto」やまちの案内所には、ご近所を歩くきっかけが自然に用意されています。近隣マップ・体験カード・名産紹介に、いくつもの読み物。「ちょっと行ってみようかな」そんな気持ちになる仕掛けです。

工夫にあふれた旅のサポート

そして、気になっていた萩焼の窯元エリアへ散歩してみたら大正解。古き良き原風景です。数百年単位で変わらない風景や伝統。その空気の持つ“治癒力”は、かなりのもの。山口には、その力があふれている気がします。

萩焼深川古窯跡群。名前に「跡」とついていますが、現役の窯元も多くあります

山口をリラックスドライブ

山口のいいところは、人も車も少ないこと。萩にも向かったのですが、世界文化遺産の町だし、渋滞していたら嫌だなぁ…と少しそわそわ。ところが道は驚くほど静かでした。気づけば、何キロも誰ともすれ違わない時間が続きます。秋吉台や大正洞を抜ける道は、どこか秘境のよう。ただハンドルを握って走るだけで気持ちいい。人も車も少ない道を、ただゆっくり走る。それだけで、ずいぶん整うものです。次に来るときも、きっと同じことをすると思います。温泉に入り、地元のメシを食べ、地酒に解かれていく。
また来よう、山口。

ここでお伝えできるのはごくわずか。ぜひみなさんも行って発見してくださいね。湯とともに、地元の味を喰む楽しみ。「お湯」つながりの最新情報、エンジョイワークスでは別府の新湯治プロジェクトもはじまります。よきプチ湯治を!

混雑のないドライブもうれしい

■長門湯本温泉公式観光サイト https://yumotoonsen.com/
■SOIL Nagatoyumoto https://maps.app.goo.gl/MTT8DpwR944Liype6
■別府でTOJIHAUS プロジェクトはじまりました https://enjoyworks.jp/times/274/

*宿泊の招待券が当たったイベント「Soil work FES 2025」の様子はこちら
エンジョイワークスは、「SOIL Nagatoyumoto」を運営するSoil workのコワーキング施設「Soil work Akiya Village」に入居しています

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