家を建てる。買うとか借りるとかではなく、建てる。人生で一番大きな買い物、と言われることも多いのですが、その“建てる”も分類化できます。どこまで施主(建てる人)が主体化しているか、というところがポイント。その中で言うと、エンジョイワークスの「THE SKELETON HOUSE(スケルトンハウス)」は、限りなく施主さん主導。決まっているのは、建物のサイズ。それも長方形の箱。どんな空間にしたいか、どんな生活を叶えたいのか…ここに必要なものを一つずつ足していくのがスケルトンハウスの家づくり。だから、間取りの図面も自分たちで書くし、なんなら模型も作る(作らされる!?)。
THE SKLETON HOUSEウェブサイト
https://theskeletonhouse.com/
一見、ちょっと面倒に思えるかもしれませんが、これって貴重な経験かもしれません。(自分が)大切にしたいことはなんだろう。家族の「いま・これから」のライフスタイルをイメージしながら、何をどこに入れていくか、動線は?窓は?そんなことを考える。規格化されたサイズや形でなければならない、という理由はあまりありません。もちろん、できること・できないこともあるので、私たちの設計士が併走して軌道修正しながら理想に近づけていきます。その過程では、自社開発したアプリ「家づくりからはじまるノート」を使用しながら、プロセスそのものも楽しんでもらっています。
可能性と可変性、家ってそれでもいいんだ
これまで、湘南エリアを中心に、約100棟近くの「スケルトンハウス」を手掛けてきた私たち。一つとして同じものはなく、「その人・その家」。竣工時点が100%の完成ではないのも特徴です。“普通の”家なら、建てた時点で家づくりが完了しているもの。新築時から手を加えることは少ないでしょう。一方、スケルトンハウスはシンプルな「箱」なので、家族構成の変化に合わせて、壁を作る・壁をなくす…など、インフィル(内装)を自由自在に変更することができます。それが「可変性」。実際に、スケルトンハウスの住人も「(完成を)7割くらいにしておいて、住みながらバージョンアップしていくことも可能。住宅としての価値も上がるし、完成形でないという余白も面白い」と話します。
先ごろ竣工したスケルトンハウスは、まさに、その可変性と可能性に挑戦した家。「これで引き渡し?」と、こちらが不安に駆られそうですが、施主さんによると、これからまずは5年計画で、自身で少しずつ手を加えていくとのこと。設計の段階での会話で、「でっかいプラモデル」と表現されていたとか。自分仕様に色を付けながら、使い勝手を変えていく。可変性(自由度)が高いから実現可能なのです。古着やバイク、車などをカスタマイズするのと同じで、愛着度も深まるでしょう。これから、どんな家になっていくのか楽しみですし、施主さんができない専門的な部分は私たちがお手伝いしていきます。そして、そんな過程を通して「家づくりって楽しい!」と思ってもらえれば嬉しいです。
こちらの施主さんの家づくりは、はじめの一歩から、ブログで追っています。設計契約の説明に始まり、建設現場のこと、模型作り、電圧の話…などなど、書き手は不動産営業部の担当者。そこでの気付きや(担当者として、家づくりの)ワクワクも感じられるはず。併せて、「エンジョイワークスはこうやって、施主さんと家づくりしているんだ」というプロセスが分かってもらえると思います。
家づくりブログ(葉山V邸)
https://enjoystyles.jp/index.php?c=project&id=58
過去の家づくりブログはこちらから
https://enjoystyles.jp/pr/index.html
スケルトンハウス完全解説!可能性を育てる住宅を大解剖
https://enjoyworks.jp/times/046/