「奈良」というと、もうこの漢字二文字自体から歴史の匂いがプンプン…。寺社仏閣、旧跡もそこかしこにありますが、自然に恵まれた環境や関西都市圏へのアクセスの良さもあり、特に北部は「暮らす街」としての人気も高いそう。今回、私たちエンジョイワークスが注目するのは、城下町の町並みが残る奈良県の大和郡山市。市外の北東には東大寺（奈良市）、南西には法隆寺（斑鳩町）という立地。奈良観光の際に、通った（立ち寄った）人は多いかもしれません。
さらに…、2026年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟！」と今年3月に発表されましたが、主人公は、秀吉ではなく、弟の秀長。その秀長が居城としていたのが郡山城。これに由来して、福島の郡山市と混同を避けるため大和郡山市となったそう。今年、市制70年とのことで、大河ムードもあって「深掘りしたくなる」町です。
下町のポテンシャルにあふれた町――！
エンジョイワークス事業企画部・萩原のまち歩きレポートはこちら
https://osaka.enjoyworks.jp/properties/162
市内中心部、近鉄郡山駅前地区での「まちづくり」の計画策定に「まちの弱み」についてこんな分析がありました。・駅前でイベントや会食できる場が少ない・（JR郡山駅側の）商店街の活力が低下・個性的な資源を有しているものの、観光客数は伸び悩んでいる・まちなかで（名産の）金魚を見る場が少ない・喫茶や土産物の買物の場が少なく観光客へのおもてなしの環境が不十分・空き家等、遊休不動産が増えている…など。一方で、「強み」は交通アクセスの良さや2つの世界遺産をつなぐ経路上に位置する立地。駅前にある柳町商店街は個性的なお店が新たに増えているとのことで、弱みを強みに変える種はたくさんありそう。「ポテンシャル」の活かし方次第ということでしょうか。
「古事記」にもゆかりのある古都。「町家」の街並みも残っています
そこで、私たちが始めるプロジェクトが、「大和郡山のまちを楽しむ、サウナ付き町家モール『柳町フラット』」。空き家になっていた縦長の町家をリノベーションする計画です。入口手前に、マルシェなどができるオープンスペースを用意して、カフェやチョコレート店など3店舗が並ぶ「モール型」で、いちばん奥に設けるのが長時間貸切型のサウナ。まち歩きをした後にサウナで「ととのう」こともできるし、逆にサウナでリラックスしてから、商店街や歴史遺産を巡るまち歩きに繰り出すこともできます。立地は、近鉄郡山駅の再開発・まちづくり構想の中心部に位置していて、柳町商店街（にぎわい創出ゾーン）かつ、駅と歴史・文化資源との間にあるので、観光拠点としても使いやすそう。今までにない「中短時間滞在」の拠点となることでしょう。
このプロジェクトを現地で進めるのは、大和郡山まちづくり株式会社。空き家の活用に悩むオーナーと大和郡山で開業したい人をマッチングし、この場所に「こだわり」を持った魅力ある人やお店を集め、賑わいを創出しています。今回の事業は、同社が手がける３つめの物件。もともと歯科医院だった町家です。「『柳町フラット』という名称には、入居する店舗の店主を住人に見立て集合住宅という意味の”フラット”、訪れた人々がバックグラウンドに関係なく”フラット”に繋がれる場所、そして”ふらっと”立ち寄れる場所になってほしい、という意味を込めています」と、プロジェクトリーダーの大垣満さん。「生まれ育ったこの街を“帰って来たくなる”楽しい場所にしたい」と、東京と福岡に拠点を持つ建築設計事務所に勤めながら、地元大和郡山のまちと関わっています。
駅前は「ザ・下町」な昔ながらの商店街。養殖の歴史は約300年の「金魚のまち」とあって、足元にはこんなマンホールも！
私たちは、このプロジェクトを進める中で、「大和郡山イケてるとこ」を挙げる―そんな壁打ちもやりました（結果、200個集まりました！）。小さいものから大きいものまで、「ポテンシャル」に関わる人やモノ、場との掛け合わせは無限。歴史・町家・商店街・サウナ…さまざまなキーワードが詰まった「フラット」で「イケてる街」を楽しんでみませんか？
大和郡山まちづくり町家ファンド
新発見！まち遊びがもっと楽しい“ととのう”商店街
リスクを含むファンド紹介はこちら
https://hello-renovation.jp/renovations/22446
※出資⾦から、年額最⼤3.3％（税込）の管理報酬、ファンドによりアップフロントフィー（初年度定額）、その他銀⾏⼿数料等をご負担頂きます。
※事業の状況により、利益の分配が行われない可能性及び返還される出資金が元本を割る可能性があります。リスクの内容や性質はファンドごとに異なります。詳しくはハロー！RENOVATIONの「ファンド情報」から内容をご確認頂き、当該ファンドの匿名組合契約書、契約前交付書面、契約時交付書面等をよくお読みください。
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