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エンジョイワークスが「課題先進都市」横須賀でできること

New Topics 公開日:2024.02.19

♪「急な坂道 駆けのぼったら いまも海が見えるでしょうか」(横須賀ストーリー/山口百恵/1976年)♪「トンネル抜ければ海が見えるから そのままドン突きの三笠公園で」(タイガー&ドラゴン/クレイジーケンバンド/2005年)

少し古い歌の歌詞ですが、海と坂というイメージの横須賀市。神奈川県の東南に位置しており、東京湾と相模湾に挟まれた三浦半島にある人口37万人の中核市です。都心から電車や車で1時間ちょっと、という郊外の都市。農水産業が盛んで、米海軍基地があるので外国人も多く、異国の雰囲気も感じられます。

東に東京湾、西は相模湾。海に囲まれ、自然豊かな三浦半島

そんな横須賀。実は「課題先進都市」と言われています。日本最大の政令指定都市・横浜に隣接していながら、人口減少が顕著で、これに伴う高齢化や働き手の不足、そして空き家の増加などの大きな課題を抱えています。かつて、軍港として栄え、戦後もベッドタウンとして宅地開発されて、ピーク時(1990年)には43万人。そこから緩やかに減少を続けています。日本全体では2010年前後に人口が減り始めているので、横須賀はそれよりも先にこれらの課題に直面していたのです。そのため、市では移住支援や空き家バンク、空き家解体費用の補助、谷戸のコミュニティ創出、それから観光による街の魅力発信、ICT戦略やDX化などなど、数々の施策にいち早く取り組んでいます。とはいえ、自治体だけで人口減を含めたこれらの課題が「なんとかなる」ものではないのです。

翻って、私たちエンジョイワークスの拠点は、横須賀市のある三浦半島の付け根、鎌倉。不動産事業からボトムアップして、空き家や遊休不動産の再生、場の創出を手掛け、「関係人口」を増やしてきたスキームを、横須賀でも役立てることができれば…。これからその思いが現実となっていきます。

「ポテンシャル」を再構築

その第一弾が、海沿いの「何もない」駐車場を舞台に、アートの仕掛けを作る「#ジハングン🄬」。株式会社ブルースカイが福岡県の糸島で展開していたコンテンツを、三浦半島の南東部に位置する野比海岸で実現させようというもの。「映えスポット」を創出することで、地域の賑わいをリードしていきます。ここから南側の三浦へと連なる海岸は、ウインドサーファーなどマリンスポーツ愛好者が多く訪れる場所でもあり、ロケーションとアートの掛け合わせで「わざわざ行きたい駐車場」への転換を図ります。

糸島での「#ジハングン®」の様子。市の観光振興にも貢献できるコンテンツに

これに続いて進んでいる事業が、市営住宅団地のリノベーションです。その場所は、「天空の住宅群」と言われた旧田浦月見台住宅。1960(昭和35)年に竣工した「昔の」市営住宅ですが、2020年、老朽化によって利用が終了。横須賀市はその利活用を検討していました。エンジョイワークスでは市が実施した事業者候補公募型プロポーザルに手を上げ、2024年1月に選定されました。

横須賀をはじめとした三浦半島は、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形「谷戸」が特徴的で、その斜面や高台に住宅が多く造成されたのですが、長い階段や細い路地が入り組んでいる場所も多いのです。建てられてから数十年経ち、人が離れ、空き家となっているところも少なくないのです。その一方で、海が見えて豊富な緑に囲まれている・レトロな味わい…といった谷戸にしかない魅力も。田浦月見台住宅の「ポテンシャル」もそんなところにあります。現地から見える東京湾(長浦湾)の眺望、「天空」と表現される空の近さ。ここに至る十三峠陸橋(のの字坂)も不思議な空間です。「味のある」長屋群もリノベーション次第で、活用の幅が広がるでしょう。

JR田浦駅から徒歩で約15分。「海見えの高台」というだけでない可能性を秘めた場所

現時点での利活用のコンセプトは、ものづくりなどやりたいことに思いっきりトライできる場所の創出。古い市営住宅の趣を残しながらリノベーションを行い、住宅兼アトリエや地域コミュニティが集う場所(マルシェなど)として再生させる計画です。私たちが長年、空き家再生や場の創出を手掛けてきた中で、この場所はその経験とスキルの結晶とも言えるかもしれません。

私たちのもう一つの強み・特徴は資金の集め方。地域活性ローカルファンド「ハロー! RENOVATION」を通じて、人々の「共感」にもリーチする「投資」を募ります。地域にも、投資家にも、自治体にも「寄り添い」ながら、「みんな」で事業を進めていく。「横須賀っていいね!」と感じてもらえるよう、その姿勢を絶えず明確にしながら取り組んでいきます。

今年、横須賀市の西海岸(相模湾側)にも「秋谷オフィス」という拠点を構えたエンジョイワークス。実は、このほかにも、横須賀・三浦半島でいくつかのプロジェクトが控えています。「あの!○○が!」といったサプライズなものも。これらはきっと、地域の活力につながるでしょう。ここから、どんな「関係人口」の輪が広がっていくか。手掛ける私たちも、横須賀を訪れる人、そしてプロジェクトに関わる人々の笑顔を楽しみにしています。

2024年1月23日付リリース
https://enjoyworks.jp/news/25494/

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株式会社 エンジョイワークス

令和6年度 国土交通省PPP協定パートナー
宅地建物取引業 [神奈川県知事(3)第28062号]
一級建築士事務所 [神奈川県知事登録 第16506号]
不動産特定共同事業者 [金融庁長官・国土交通大臣 第114号]
(第1号、2号、3号、4号に掲げる事業を行う)
第二種金融商品取引業 [関東財務局長(金商)第3148号]
住宅宿泊管理業者 [国土交通大臣(02)第F00604号]
(関連会社グッドネイバーズにて取得)

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  • 不動産特定共同事業のファンドにおいて、株式会社エンジョイワークスは、当事者として不動産特定共同事業法第2条第3項第2号の匿名組合型契約を出資者と締結します。