創業は2007年、鎌倉に拠点を構えて約15年になる「エンジョイワークス」。最初は不動産の仲介や売買、建築設計。そこから物件の再生など少しずつ領域を広げてきました。そして2018年に不動産投資ファンド「ハロー! RENOVATION」を立ち上げ。「参加型まちづくり」「みんなで物件再生」のスキームが全国に知られるようになりました。私たちのホームグラウンドは、鎌倉や逗子葉山のある湘南ですが、「閉鎖している山小屋を再生したい」「離島にある空き家を再生して宿泊施設にしたい」―そんな“お助け”を求める声が、各地から舞い込むようになりました。そうして、私たちが関わる「みんな」が広がっていったのです。
気付けば、代表の福田をはじめ、社員が全国を飛び回るようになっていました。関東なら本社のある鎌倉から、なんとか手が届く範囲だけれど、関西にも拠点を置きたい―。そうして今年9月、「ENJOYWORKS OSAKA(エンジョイワークス オオサカ)」が立ち上がりました。
実際に現在、「ハロー! RENOVATION」で進行中のプロジェクトは関西圏のものばかり。奈良県明日香村、兵庫県の淡路島、そして大阪市の中津。和歌山県や紀の川市では、自治体と共創の取り組みも進んでいます。これまで手掛けたものも多種多様。京都にあるのは元遊郭建築をリノベーションした宿泊施設・レストラン・コワーキングスペース「UNKNOWN KYOTO」、藤井寺市には道明寺天満宮の門前に位置する古民家を改修した地ビール醸造所・チャレンジキッチンなどの複合拠点「MONZEN」。いずれも、「ハロー! RENOVATION」のファンドを活用してファンと資金を集めました。三重県南伊勢町では自治体と空き家活用中間支援組織モデル化事業に取り組んでおり、私たちが設立した「次世代まちづくりスクール」の講義を受けて「空き家プロデューサー」資格を取得した人が活躍しています。ほかにも、エンジョイワークスが関わる地域・プロジェクトが、近畿のみならず、岡山・香川・愛媛・福岡…などで進んでいます。私たちが湘南で紡いできた「まちに楽しく関わるきっかけ」を、大阪を拠点にもっと醸成したい。もっと発信したい。
現在は事業企画部の萩原が町を駆け回り、まちづくりのイベントに顔を出したり、セミナーで勉強したり。京阪神の不動産事業者に「エンジョイワークス」の事業展開を知ってもらうための関係づくりを始めています。ENJOYWORKS OSAKAのwebサイトでは、「オモロイ物件紹介」や「社会起業家のインタビュー」などのコンテンツを発信。萩原は「不動産所有者さん、事業者さん、共感投資家さん、地域にお住まいの人を笑顔にしたい。そして暮らしや人生をエンジョイするためのきっかけを発信していきたい」と意気込んでいます。
来春には、昭和レトロな味のある「中津商店街」で新設予定の「Ω Complex Nakatsu(オメガ コンプレックス ナカツ)」内にリアル拠点を開設。まちづくりの「ワクワク」をさらに発信していきます。
全国各地に、エンジョイワークスが関わる、みんなの「楽しい不動産」が増えることを夢見て。
ENJOYWORKS OSAKA
https://osaka.enjoyworks.jp/