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泊まれる蔵、The Bath&Bed Teamが全国で始動!

New Topics  公開日:2023.12.07

時代を遡ると、貴族や武士の貴重な文書・書籍を格納する文倉として用いられ、一方で農作物や発酵食品の貯蔵庫として活用されてきた蔵。「代々のお宝が眠っている場所」というイメージもあるのではないでしょうか?

30cm近くの厚い壁に漆喰を用いた蔵は、調湿機能・防火性が高く、「大切なもの」を保管するための日本独自の建物文化。とはいえ、現代では「倉庫」としての役割を終えて使い道がなく、解体される蔵も少なくないと言われます。そんな蔵を再生して「泊まれる蔵」にする全国展開プロジェクトが「The Bath&Bed Team(BBT)」。第1号は私たち、エンジョイワークスの本拠地、鎌倉のお隣、葉山町(神奈川県)の「The Bath&Bed Hayama」。2018年に「泊まれる蔵プロジェクト」としてスタートし、投資型クラウドファンディングで改装資金を募りました。これと並行して、地域の人と「地域のリソースを活かした宿づくり」を考えるイベントを実施。地元のクリエイターや「泊まれる蔵」に関心のある人が集うワークショップを重ねて、「日常にあったはずの小さな”非日常” を取り戻す場所」というコンセプトが完成。一日一組限定の一棟貸し&バス・ベッドのみの空間が誕生しました。

泊まれる蔵1号の「The Bath&Bed Hayama」

葉山での開業から約5年。稼働率90%を超え、都心から近い「葉山旅」の特別な体験ができる場所に生まれ変わりました。この手法にはまだまだ可能性があります。蔵が守ってきた人や物、そして地域の歴史や風土、まちのつながりを想像しながら佇む。時代を経て「守られている空間」で過ごす。蔵ステイは、旅の体験をさらに深めてくれるのではないでしょうか。

そしてこの秋、富山県の立山、長野県の小布施の2カ所で、築100年超の米の蔵を改装した「蔵ステイ」が始まりました。信州の山々に囲まれた、その土地ならではの「蔵」。空間を活かした内装は、葉山の蔵と同様、インテリアデザイナーの石井佳苗さんが手掛けています。室内には地元産の木材を使用。家具や調度品など、ディテールの細部へのこだわりも見つけてみてください。

この度オープンする3つの蔵(左から佐久穂・立山・小布施)。
それぞれの蔵の空間、立地の特徴などもリノベーションに活かしています

小布施のこの施設の近くには、酒蔵を活用したレストランも。味噌蔵や酒蔵を見学して、自分も蔵に泊まる…そんな日本各地の「蔵めぐり旅」もいいですね。全国の「可能性のある蔵」を宿泊施設に再生するBBTの挑戦は、いま始まったばかり。あなたのまちにも、「BBT」が生まれるかもしれません。

The Bath&Bed Team紹介サイト  https://bathandbed.team/

株式会社 エンジョイワークス

令和6年度 国土交通省PPP協定パートナー
宅地建物取引業 [神奈川県知事(3)第28062号]
一級建築士事務所 [神奈川県知事登録 第16506号]
不動産特定共同事業者 [金融庁長官・国土交通大臣 第114号](第1号、2号、3号、4号に掲げる事業を行う)
第二種金融商品取引業 [関東財務局長(金商)第3148号]
住宅宿泊管理業者 [国土交通大臣(02)第F00604号](関連会社グッドネイバーズにて取得)