誰もが安心して暮らせるための先導的な取組みを行う事業者を支援する「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の今年度第1回公募が国土交通省より行われ、株式会社エンジョイワークス(代表取締役・福田和則)が鎌倉・育ちあいの家、株式会社カローゼットと共同で提案した「多様な参加の仕掛けにより実現する“鎌倉・多世代間交流拠点”モデル事業」が選定されました。
本事業では、地域で互いが見守り合い、支え合うことのできるような多世代間交流を実現するための拠点づくりを行います。
コミュニティ拠点と称する場は全国に数多く存在しますが、利用者層に偏りが生じることが一般的です。例えば、高齢者世代中心の集会所、子育て世代中心の保育施設、若者世代中心のコワーキングスペースといったかたちで棲み分けが起きています。
また、鎌倉という地域は観光客が多いため、外部に対して壁をつくり、交流に消極的な人も多くなっています。
このような問題の解決を目指し、以下のような仕掛けを行います。
● 「子ども」を中心とした多世代交流の場、食の互助の仕組み「デリカテッセン(お惣菜シェア)」、趣味をゆっくり楽しむことができる「高齢者向けサロン」の構築
● 「もの」を介した多世代間交流の機会を創出
「みんなが使わないもの、みんなで使おう」をコンセプトにしたシェアリングサービス「Rentastic!」(運営:株式会社カローゼット)を多世代間のコミュニケーションツールとして活用し、「もの」を介した多世代間交流の機会を創出します。
● 「参加型クラウドファンディング」による参加の仕掛け
参加型クラウドファンディング「ハロー! RENOVATION」のプラットフォームを活用し、資金調達を行うだけでなく、イベント開催やSNSでの情報発信などを行うことで、施設の運営開始前から、より地域に根差した施設づくりを可能にします。
これら、地域に根差した多世代間交流拠点の提案、及びさまざまな人を巻き込むことができる参加型クラウドファンディングを活用することでプロジェクトの持続性が評価されました。
■ 人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業について
令和元年度に創設された本事業は、ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応して、高齢者、障害者、子育て世帯など誰もが安心して暮らせる住環境の整備を促進するため、これらに資する先導的な事業を公募し、事業の実施に要する費用の一部を補助するものです。詳しくは以下をご参照ください。
国土交通省報道発表
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000222.html
住まい環境整備モデル事業評価事務局 公式サイト
http://100nen-sw.jp/