株式会社エンジョイワークス(本社:神奈川県鎌倉市 代表取締役:福田和則)は、横山町馬喰町街づくり株式会社、UR都市機構と協業して進めている「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム(以下、本プログラム)の一環として、+PLUSLOBBY日本橋問屋街と共同で「いっぴんいち@日本橋問屋街」を10月16日(土)~10月24日(日)に開催。「逸品を一品のみ販売する」というコンセプトのもと、様々な事業者が出店を予定しています。問屋街で小売りイベントを行うという新たな試みに、本プログラムの二次選考通過事業者も、11月の最終プレゼンに向けた実証実験の機会として参加します。焼き芋や焼き菓子などの販売やセミオーダーのアパレルの試着、ダンス教室、電動トゥクトゥクの試乗などの出店を予定しています。
ウェブサイト: https://hello-renovation.jp/nihonbashi
当プログラム詳細のリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000061795.html
【実施背景】
日本最大の衣料品の現金問屋街である馬喰町問屋街・横山町問屋街では、商環境の変化や問屋の承継、不動産会社による開発が課題となっています。そこで横山町馬喰町街づくり株式会社(以下、街づくり会社)が主体となり、課題解決に向けた取り組みを開始。2017年には中央区と街づくり会社の要請を受けてUR都市機構がコーディネートに入り、「+PLUSLOBBY日本橋問屋街」をはじめとする土地の有効活用が進んでいます。2021年4月には、まちに根付く事業者を募集する「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム」が始まりました。
【実施内容】
「いっぴんいち」は2016年以降、都内各所で開催され、多い時では3000人にも及ぶ集客となっています。当イベントでは、10月16日から24日までの9日間に+PLUSLOBBY日本橋問屋街を中心とした日本橋問屋街エリアにて出店者ごとに自信のある逸品を販売や体験ができる機会をつくります。問屋以外にも当プログラムの参画者など23事業者以上の方々による出店を行います。来春の事業化を目指して本プログラムに応募した事業者のうち有志が出店。市場ニーズの調査の機会を得て、飲食店、アパレル店、体験型のサービスなどの事業の具体化を目指します。
【実施概要】
名称:いっぴんいち@日本橋問屋街
開催日:2021年10月16日(土)~10月24日(日)
会場:日本橋問屋街エリア(日本橋横山町および日本橋馬喰町)
アクセス:JR馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅 徒歩約5分
【いっぴんいちについて】
「みんなの逸品を一品持ち寄る」というコンセプトのもと、2016年より、調布、虎ノ門、南青山などの都内各所で11回開催。出店者が自信のある逸品を1種類に絞り、その商品のこだわりを来場者と会話することで、まちにファンを増やしていきます。
【さんかくプログラムについて】
「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラム(通称:さんかくプログラム)」は、UR都市機構の「東京都中央区北部における人材育成プラットフォーム運営等検討業務」に、株式会社エンジョイワークス(https://enjoyworks.jp/)が選定され、実施するものです。プログラムの進行は、横山町馬喰町街づくり株式会社とUR都市機構と協業し、エリア活性化のモデルケースとなるよう、取り組んでいきます。
これまで一般的に行われてきた「公募」という形式では発掘することが難しかった、アイデアや想いのある中小事業者が事業を実現し、継続できるように計画をサポートする創業支援の仕組みです。エントリーした事業者は書類審査と面談審査を通過すると、専門知識をもつメンターによるメンタリング(専門家等による個別相談)に加え、事業の事前検証やテストマーケティングを実施できる現地での実証実験の機会を得ることができます。プログラムへのエントリーは45名、一次選考では22組から書類提出をいただきました。現在11組の事業者が事業計画を中心にメンタリングを実施しています。11月1日に最終プレゼンテーションを行い、最終的にWebサイトに掲載している3物件にて、少なくとも3組が選ばれ来春にまちで事業化を図る予定です。
まちを育てる「人」とつながることで、その地域に持続可能な事業を増やし、空き家、空きビル等の遊休不動産の社会課題解決も推進していきます。UR都市機構と連携し、このような従来型の事業者公募とは異なる取組みを、まずは日本橋横山町・馬喰町のエリアで実施し、モデル化することで、今後全国各地で展開する「公募のニュースタンダード」の構築を目指します。
【プログラム二次選考通過者のご紹介】
プログラムの二次選考を通過した11事業者は、以下のとおりです。いっぴんいちへの出店については各事業者と調整中。決まり次第、出店日時を公式ウェブサイト( https://hello-renovation.jp/nihonbashi )に掲載します。
● 電動トゥクトゥクによる新たなモビリティニーズの具体化
株式会社eMoBi https://www.emobi.co.jp/
家庭用電源で充電ができる電動トゥクトゥクを使ったサービス行う学生ベンチャー企業。主に地方での事業展開をしている中、新たに都内での事業展開を目指す。実証実験では電動トゥクトゥクを稼動させ、日本橋問屋街周辺エリアでの新たなモビリティの可能性、ニーズを探る。
● これからの”問屋”が集うコミュニティビル
事業者:株式会社Culture Generation Japan https://www.culgene.jp
全国の工芸品の器をサブスクリプションで使うことができるサービスなど全国各地の窯元と提携し、工芸関連の事業を展開している。日本橋問屋街での展開を目指す中で当イベント出店者及び周辺の飲食店と協力し、和食器に触れられる機会の提供と「陶器市」を開催し、工芸品の物販に関する可能性を探る。
● サウナ×インキュベーション施設
事業者:合同会社ATI
銀座で起業家とヒト、モノ、カネを繋ぐ会員制BAR Stage gateを経営しているベンチャー企業。サウナ併設のインキュベーションスタジオを作り、起業家の支援を行うことで、馬喰町を新規ビジネスを立ち上げる拠点とする。実証実験は起業家が投資家へプレゼンするイベントのライブ実施を予定。※変更の場合あり
● 問屋街の再編集「産業構造の再編集プロジェクト」
事業者:Japan asset management株式会社 http://japan-a-m.co.jp/※以下Jam.社という
中小ビルの活用の企画プロデュースから設計までをワンストップで行っています。中小事業者をサポートする様々なアイデアをもつベンチャー企業を誘致し、この地域にふさわしい新たな事業体を集積させるきっかけをつくります。実証実験の内容は計画中。
● 暮らしにまつわるコアな体験を提供する商業ビルのブランディング
事業者: Inc-line Tokyo https://inc-line.jp/
Jam.社が運営する地域活性化やまちづくりを実践するプロフェッショナルなコミュニティです。本エリアで近年増えるファミリー層や若年層に向け、暮らしを豊かにするコアな店舗を誘致し、ビルのブランディングを図ります。実証実験の内容は計画中。
● 人と人とを繋ぐ焼き芋ブランドづくり
Oimo 森迫信太郎
「カラダにやさしいスイーツをあの人へ」をコンセプトに日本に古くからある焼き芋を冷たい和モダンスイーツとして新たに発信。現在、カーゴバイクで人との繋がりを持った販売に加え、ネット販売でもファン層を広げている。実証実験では実店舗の出店を見据え、お客様の更なるニーズを把握する。
●この街に訪れるきっかけを生む、スイーツ&バル
河 賢男
日本橋問屋街に新たな息吹を。パティシエとパートナーを組み、地域に開けたパティスリーで癒しのスイーツを提供。夜はバルを営み、季節によっては料理教室なども開催、地域住民を巻き込みコミュニティ形成に資するサードプレイスを目指す。実証実験ではパティシエ特製の焼き菓子などの販売を行い、ニーズを把握する。
● エゾジカ革材ブランドづくり
安立喬
革製品を使った小物を製作するデザイナーであり、グラフィックやプロダクトデザインも行う。害獣処理されてほとんど活用されないエゾジカ革材を普及させる事業を行う問屋と連携し、独自ブランドの製作を予定している。現在、試作検討中のため実証実験には出店しない予定。
● 地域のコミュニティをつくるシェアダイニング
Hikari
日本酒Bar8109の日替わり店長、飲食店でのカレー部運用など、食を軸としたコミュニティづくりを行なっている。日本橋問屋街エリアではキッチンを起点とした他世代✖️地域✖️食をテーマに場づくりを行う。実証実験では甘酒ドリンクの提供他、体験型イベントを行う。
● Made in Japan、日本の手仕事
福島美穂
アパレルのデザイナーや内装デザインの経験を生かし、現代では数少ない国産の衣料品の企画、デザインを行う。親世代の縫製技術を継承すべく、デザインを施した国産の独自ブランドをつくる。実証実験では国産アパレルの試作品に触れ、試着ができる機会をつくる。
● ダンサーがつくる日本橋のダンススタジオ
吉田一貴
プロダンサーのパートナーと一緒にダンススタジオ兼レンタルスペースづくりを行う。地域住民が参加しやすいダンス教室の開催と、柔軟な用途に使えるレンタルスペースを運営予定。実証実験ではアートメイク×ダンス体験イベントを企画している。
以上11組