「まちづくり」には、関わる人やモノ、コト、資金…、さまざまなノウハウが詰まっています。外側からそういった部分は見えづらいですが、とはいえ、実際に当事者にならなければ学べないものなのでしょうか?
「知識や経験、ノウハウを共有してまちづくりをボトムアップさせる」。私たちエンジョイワークスが事務局となり、2020年に立ち上げたのが地域未来創造大学校「次世代まちづくりスクール」(通称:まちスク、2022年に一般社団法人化)です。その背景には、まちづくりにおけるさまざまな地域課題に対して俯瞰の視点を持ち、高い実践力によって解決できる人材が不足しているという現状があります。まちづくりの現場では、専門性の高いスペシャリストに加えて、幅広い知識を持って対応する「ゼネラリスト」が求められているのです。
「まちスク」では、不動産や建築、コミュニティ・地域活性・官民連携、テクノロジーに金融、SDGs・ESGといった業界の最前線を走る専門家を「教授」として招き、まちづくりに必要なさまざまなジャンルの知識をオンラインとリアルで学んでいます。基本的な知識を吸収する一般教養から専門課程へのステップがあり、「研究室」ではフィールドワークやディスカッションなど実践の場も。各分野の専門家である教授が携わるリアルな事例、ケーススタディにも触れることができる貴重な機会となります。
対象としているのは、「仕事としてまちづくりに携わるための、知識や専門性を身に付けたい」と言う人。それは「まちづくり」というキーワードに関わる人だけではありません。実際に、受講生のバックグラウンドは不動産・建築・金融・まちづくり・自治体などさまざまで、「建築や不動産に関心があって、横断的に基礎から学びたい」という人から、「すでにこの分野で仕事をしているけどもっと広い視野を広げたい」という人まで。受講生は延べ300人超、協力してくれている“教授”は20人以上で、実施された講座・イベントは100以上。ゲスト講師として各分野のトップランナーが登場しています。
即戦力育成とともに、まちスクで得られた学びや知識は、「まちづくり」だけにしか反映できない、という訳ではありません。事業のプロデュース力や課題解決力・新事業開拓力を身に着けることができるというメリットも。講師だけでなく受講生間の人脈ネットワークも醸成され、地域や分野を横展開させるなど、「つながり」の可能性も広げられるのです。
開校から4年経ち、私たちは「まちスク」を自社の人材育成に活用するプランも用意しました。企業が地域に根差した経営をしていく中で、「自社事業の課題(と解決手段)が分かる」「自社の事業領域を拡大できる」「地域とつながることができる」…社員を育てることも求められています。それらの知識やスキルアップを、日常の業務の中で個人に委ねるのは実際のところ、とても難しいでしょう。「まちスク」は、そのノウハウをまとめて学び、業界や自治体とのネットワーク拡大にもつながるので一石二鳥。学びと経験を積み重ねた社員が活躍することで、企業の価値の向上にも役立つと考えます。
まちスクがスタートしたのは、コロナ禍の最中。そんなきっかけもあり、オンラインや動画講座からフィールドワークまで、「ハイブリッド」方式に。住んでいる場所を問わず参加できるのも大きなメリットで、全国どこにいても、「まちづくり」を学べます。その先、もう少しステップアップすると「空き家再生プロデューサー🄬」の資格取得も可能。実際に、自治体や地域と協業し、空き家のプロとして全国で奮闘している人もいます。
自身の可能性も広げる、まちスク。「まちづくり」の一歩を踏み出したい人を待っています。
次世代まちづくりスクール
https://hello-renovation.jp/machi-school
*法人向けプラン(NEW)
https://hello-renovation.jp/machi-school/news_detail/189
空き家再生プロデューサー🄬資格取得講座
https://hello-renovation.jp/machi-school/qualifications_course
*まちスクでは、2024年4月開講の「専門課程ゼミ(教授による6ヶ月の研究室活動)」「空き家再生プロデューサー®資格講座」の受講生を募集中です。ゼミや講座の概要が分かるイベントを実施しております。ぜひ、ご参加ください!
https://hello-renovation.jp/machi-school/news_detail/187