「共創」という言葉、最近よく耳にしますが、 このワード、今からちょうど20年前(2004年)、アメリカ・ミシガン大学教授のベンカト・ラマスワミ氏とC.K.プラハラード博士が、共著の中で「共創」(Co-Creation)の概念を提唱し、広まったと言われています。企業が関連する事業者や自治体、消費者、パートナー、市民などの利害関係者(ステークホルダー)と協働して事業を進めながら、新たな価値を創造するという意味です。
「イノベーション」(革新)もこれに近いですが、商品やサービス、仕組み、組織、ビジネスモデルなどを主としているのに対して、共創は「さまざまなステークホルダーとともに」と言うところが肝。そして利益を分け合うことをゴールにするのではなく、新しい価値を一緒に(共に)に創り出し、社会や地域課題の解決など、ひとつの企業で進めるには難しい目的に向かって、立場や規模の異なる「ステークホルダー」が協力しあいながら進んでいきます。
私たち、エンジョイワークスが昨年3月に大賞を受賞した、国土交通省の「地域価値を共創する不動産業アワード」にも、地域・価値・共創の3つのキーワードが入っています。「協働共創推進課」「共創推進室」「連携共創推進課」「共創まちづくり課」「共生共創部」など、共創をキーワードにした窓口を設ける自治体も全国で増えてきており、地域活性、地方創生において、「共創」の視点が外せなくなっているのです。
エンジョイワークスも「価値共創カンパニー」として、これまで多くの地域、数々の事業で関係する人たちを「巻き込んで」きました。不動産を基盤に、まちづくりやコミュニティづくりを軸にしている私たち。 地域や企業、仲間とのつながり、多くの人たちと「共に価値を創り出す」、ボトムアップの姿勢がまちづくりの基本だと考えています。会社の掲げるミッションにもこうあります。「ライフスタイル(暮らし方、働き方、生き方)について自ら考え、自ら選択することのできる仕掛けを提供し、共創する機会を生み出す」と。
どんな人と・どんな場面で・どういう風に手をつないできたのか。「共創が求められているワケ」を考える、代表・福田の「共創ダイアローグ動画」も先月からスタートしています。1回目は社員第1号、不動産営業部の遠藤が登場。今後は、施工会社や地元のNPO、全国各地の不動産事業者、そして自治体など、各地の「共創パートナー」と語り合いながら、「エンジョイワークスが考える価値共創」を紐解いていきます。
【CO-CREATION】代表・福田和則が語るエンジョイワークスの「価値共創」
https://www.youtube.com/watch?v=o7C1UvjsHMs