「日本」という国は、どの場所から始まったのか? と聞かれたら、何と答えますか。歴史の授業の遠い記憶を手繰り寄せて、大和政権、飛鳥時代、そして奈良時代とつなげていくと、奈良地域あたり…というイメージに行きつくのではないでしょうか。
実際に、日本ではじめて設けられた都(みやこ)「藤原京」や日本で最初の体系的な法律「大宝律令」の制定など、律令国家として国の体制を整えたのが今の奈良県域。そして、盆地の南東部に位置する明日香村には、今でいう皇居、霞が関、迎賓館といった首都機能が集まっていて、高松塚古墳、石舞台古墳をはじめとした歴史的遺産、日本最古の仏教寺院の飛鳥寺のほか、万葉集で数多くの歌が詠まれている地。歴史好きならずとも、耳にしたことのあるキーワードが凝縮している村が「明日香村」なのです。
日本の中心地だった時代から1200年超、明日香村は古都としての佇まいを今でも色濃く残しています。というのも、この村が「明日香村特別措置法」(通称)という法律で、歴史的風土を保全しているからだとか。国内で少なくなっている棚田も健在。「古き良き日本」を丸ごと体感できる場所なのです。村全体が埋蔵文化財の包蔵地。目に映るものが全て古代につながっているのです。
まさに古代に「タイムトラベル」したような佇まいの村
そんな明日香村をまるごと体験したいなら、日帰りよりも、ゆっくり宿泊して深掘りしたいもの。日々の喧騒から離れて、先達が守ってきた歴史や自然に包まれる。近年、明日香村には中長期ステイや学習旅行に訪れる人が増えているとか。すでにこの村で隠れ家的一軒家「Asuka no yado」を運営している事業者、株式会社サンジミアーノが、新たな古民家再生プロジェクトを開始。江戸時代に建てられた築200年超の農家「旧井村家住宅」の離れを、一棟貸しの宿泊施設として活用しようという挑戦です。
「明日香村は、さまざまな発見や体験ができる場所。でも飲食店や交流の場が足りていない」と現状の課題を語る、明日香村古民家再生ファンド・プロジェクトリーダーの樫井里紗さん。国内で類のないスケールの「歴史コンテンツ」にもっと浸ってもらうには、宿泊拠点も不可欠。すでに母屋で時間貸しスペース「あすかのまほろば」を切り盛りしており、樫井さんはこれに宿泊機能を加えた明日香村ならではの「古民家コミュニティ」を描いています。
旧井村家住宅の外観(写真左)と全体模型
ちょっと歩いたところに古墳がある。教科書で知っている歴史の登場人物の足跡があちこちに残っている。そんな空間に溶け込み、佇み、先人たちの時代に思いを馳せる。コロナ禍を経て、国内旅が再注目されている昨今、鉄道会社のキャンペーンも奈良“推し”。次の旅先を探しているなら、奈良県・明日香村をもっと深掘りする「歴史旅」はいかがでしょうか?
明日香村古民家再生ファンド
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https://hello-renovation.jp/renovations/20660
※出資⾦から、年額最⼤3.3%(税込)の管理報酬、ファンドによりアップフロントフィー(初年度定額)、その他銀⾏⼿数料等をご負担頂きます。
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株式会社エンジョイワークス
不動産特定共同事業者[金融庁長官・国土交通大臣 第114号]
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