オープンデータを使って市区町村別に空き家率を可視化してみよう

オープンデータを使って市区町村別に空き家率を可視化してみよう

こんにちは、エンジョイワークスでエンジニアをやっている北矢です。

今回は、オープンデータを使って市区町村別の空き家率を可視化してみようと思います。

エンジョイワークスではハロー! RENOVATIONという不動産投資型クラウドファンディングを運営しており、社会問題になっている空き家問題解決に取り組んでいます。空き家が増えると治安や景観が悪化し、住宅市場の供給バランスも崩れることが問題視され、2033年には3戸に1戸が空き家になると総務省から発表されており、早急な解決が求められています。

本記事では、市区町の粒度で全国のどのエリアに空き家が多いのかちゃんと理解できてなかったのでオープンデータを使用して、市区町ごとの空き家の割合を地図上で確認してみます。

可視化の準備

データとして、総務省の政府統計ポータルサイトで公開している住宅・土地統計調査結果(平成30年度)を利用したいと思います。(このポータルサイトは様々な業界のオープンデータがまとまっているのでオススメです)

この統計データだけでは、複雑で理解しにくいため、地図でビジュアル化してデータ理解を促進したいと思います。

そこでスマートニュース メディア研究所が公開している地形ファイル”GeoJSON”を利用させて頂き、土地統計データと地形ファイルをデータ加工して組み合わせ、手軽にデータ可視化が実現可能なツール”Flourish”を使用しました。

全国の市区町村ごとの空き家率

まずは、全国の市区町ごとに空き家の割合を地図上に表示してみます。
市区町ごとに、空き家となっている住宅数を総住宅数で割って空き家の割合を計算し、割合に応じて色付けしています。(土地統計データで欠損している市区町があったため、色付けされていない市区町がありますのでご了承ください)

埋め込みもしてみましたので、気になる地域を色々確認してみてください。(ズーム可能です)

赤色の濃い地域は空き家の割合が高い地域、青色の濃い地域は空き家の割合が高い地域です。
山地が広がる日本アルプスや中国山地などは空き家の割合が高い地域が集まっていることが確認できます。一方で、東名阪や福岡などの都市部は空き家の割合が低いことがわかります。イメージと乖離なく想定どおりではないでしょうか。

そこで、データをもう少し細かく確認してみます。

首都圏の市区町ごとの空き家率

次に首都圏の市区町ごとの空き家率を可視化してみます。

埋め込み版です。

首都圏の場合、自然が多い埼玉県の秩父や千葉の東沿岸は比較的空き家が多いようです。エンジョイワークスの本社がある鎌倉の空き家率は12%となっています。8戸に1戸くらい空き家になります。

この土地統計データには住宅種類別の空き家数が項目として存在し、”二次的住宅”、”賃貸用住宅”、”売却用住宅”、”その他の住宅”の4種類の空き家を可視化して傾向を確認してみます。

二次的住宅: 別荘など一時的に利用する目的で建てられている住宅で、普段は人が住んでおらず空き家として集計されています。

賃貸用の住宅:賃貸用の住宅のうち、現在住居者がおらず空き家となっている住宅です。

売却用の住宅:売却用の住宅のうち、現在住居者がおらず空き家となっている住宅です。

その他の住宅:上記のどの分類にも当てはまらない空き家です。入居者が入院などのため長期にわたって不在になっている住宅や、建て替えなどのため取り壊すことになっており現在空き家となっている住宅などの他、空き家の理由が不明の場合などもこの分類に集計されます。地域で問題視されている空き家問題で取り扱われるのは主にこの分類の空き家のようです。

首都圏の種類別の空き家率

首都圏の二次的住宅の空き家率を可視化してみます。

海辺の別荘地で人気のエリアの葉山などが二次的住宅の空き家が多いようで、イメージ通りですね。

次は賃貸用の空き家率です。

さっきの二次的住宅の空き家の傾向と真逆の傾向となっており、面白い結果となりました。東京23区の賃貸用の住宅がひしめいており、現在住居者がいない賃貸用住宅が多いようです。

賃貸用住宅の空き家率と売却用の住宅の空き家率は比較的傾向が同じように見受けられます。

最後に、その他の住宅(いわば訳あり物件?)の空き家率です。

今までの傾向と異なるかよーく観察してみると、荒川区や北区の訳あり物件の空き家率が高いようです。。鎌倉も高いようで、土地柄や歴史的な背景がありそうですね。大変興味深い結果となりました。

今回はここまで。

さいごに

いかがでしたでしょうか。他のデータと組み合わせると空き家が高いエリアが何かと相関関係があるなどわかってきそうです。このエリアは◯◯だから空き家率が高い・低いなど教えて頂けると嬉しいです。

エンジョイワークスでは一緒に働くエンジニアを募集しております!
採用情報はこちらWantedlyも覗いてみてください!

一覧へ戻る

株式会社 エンジョイワークス

令和4年度 国土交通省PPP協定パートナー
宅地建物取引業 [神奈川県知事(3)第28062号]
一級建築士事務所 [神奈川県知事登録 第16506号]
不動産特定共同事業者 [金融庁長官・国土交通大臣 第114号]
(第1号、2号、3号、4号に掲げる事業を行う)
第二種金融商品取引業 [関東財務局長(金商)第3148号]
住宅宿泊管理業者 [国土交通大臣(01)第F00604号]
(関連会社グッドネイバーズにて取得)

ファンド出資時の注意事項

  • 出資に際しご負担頂くのは出資金額のみで、それ以上の支払は発生しません。出資金から年度毎に管理報酬を、その他銀行手数料等をご負担頂きます。
  • 事業の状況により、利益の分配が行われない可能性及び返還される出資金が元本を割る可能性があります。詳しくはハロー!RENOVATIONの「ファンド情報」から内容をご確認ください。
  • 不動産特定共同事業のファンドにおいて、株式会社エンジョイワークスは、当事者として不動産特定共同事業法第2条第3項第2号の匿名組合型契約を出資者と締結します。